【耐腐食Niフリーコネクタ: おススメポイント 】
<ポイント1.> 耐腐食性の向上 (電解、薬品、塩水・・・等々)
お客様からのご要望である電解腐食に対して、従来の標準品より大幅に改善を行いました。要因となっているめっきの変更を行い、Pt(プラチナ)めっきを採用し、電解腐食性能を大幅に改善させました。
さらに、開発を進める中で判明してきた「Pt(プラチナ)めっきはAu(金)めっきよりも耐薬品性能が劣ってしまう」という弱点を克服すべく、めっき工法に着目し、Auめっき品と同等の耐薬品性能を保有させました。
<評価実験を行った薬品(抜粋)>
・消毒液
・洗剤
・ブリーチ剤
・アンモニア水溶液
・人工汗
・塩水
<ポイント2.> 耐アレルギー性対応 (Niフリー)
ヨコオのコネクタ製品は様々な市場/製品にご愛顧頂いており、その中には人体に装着/接触させご使用される製品もございます。
(例. ワイヤレスイヤホン、モバイル機器 等々)
腐食の種類中には、人を介しての腐食(汗に対する浸漬腐食)もあり、また、昨今の人体への悪影響も考慮する為「脱Ni(ニッケル)めっき」を採用致しました。
従来製品では、下地めっきとしてNiめっきを採用しております。
耐腐食性の改善/向上を進める上で、Niアレルギー性に対しても改善を行う為、別工法にて下地処理を行う事で、Niめっきを使用しなくても表面めっきの施行が可能になりました。
<プチ情報:下地めっき処理とは?>
めっきを施す部品において、
・素材(母材)の表面状態表面を改善(整える)
・素材(母材)とめっきとの間で密着性を向上させる
・耐食性を向上させる
等々、色々な目的の為に下地めっきは重要な役割を果たしています。
(昨今流行しているDIYでの塗装の際の下地処理と同じような役割となります)
<ポイント3.> 耐摩耗性の向上
耐腐食性の改善/向上でPtめっきを採用させた事で、従来のAuめっきよりも、より高硬度になりました。
接点部部品(SPRING CONNECTOR®のピン部や受けコネクタ部)に同めっきを採用する事で、従来のAuめっき品よりも摩耗性が向上しております。
例えば、スライド嵌合(コネクタに対し横方向での嵌合)で従来品よりも耐久力が向上しております。
<ポイント4.> 他ヨコオコネクタバリエーションへの展開が可能
既存のSPRING CONNECTOR®含め、様々なコネクタ製品への展開が可能です。
例えば、防水コネクタに付加させる事で、水中でのご使用や嵌合/着脱も可能になります。
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