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Newsletter2022年3月号【ヨコオ】~フローティング(半田レス)コネクタ ~「スライド嵌合」「FPC接続」「簡易接続」「組立効率化」~

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今号では、ヨコオオリジナルコネクタの一つである『フローティングスプリングコネクタ』(自社特許保有)の機能と用途事例について、ご紹介させて頂きます。


 





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【フローティング(スプリング)コネクタとは?】

ヨコオの標準コネクタである「スプリングコネクタ」のバリエーションの一つとして、「フローティング(スプリング)コネクタ」があります。

標準のスプリングコネクタは、基板への実装や製品内(外)側にコネクタ自体を固定して使用頂きますが、コネクタ自体を固定せず、稼働(摺動)できる様にしてご使用頂きます。
 





【フローティング(スプリング)コネクタのおススメポイント】

<ポイント1.>
一般的なコネクタでは、基板や端子等にコネクタを半田付け(実装)を行いご使用頂いていると思われます。ヨコオの「フローティング(スプリング)コネクタ」では、「半田レス(実装レス)」でご使用頂けます。
従い、半田付け装置を使用せずに通電(導通)を行え、且つ御社製品の生産(組立)が可能となります。
コネクタ自体を接点間で挟み込んで、そのままご使用頂けます。 <ポイント2.>
二か所の接点間の嵌合で、両方を稼働(摺動)でご使用頂きたい場合、通常の他社ポゴピンタイプでは、両側に稼働ピンを用いる事が多くあります。
ヨコオでは、コネクタ自体を稼働できる構造を採用している為、稼働ピンは、通常のポゴピン同様、片方のみで両側の稼働(摺動)を実現しております。
コネクタ単体における「コスト」も標準スプリングコネクタ同様に抑える事が可能です。


 
<ポイント3.>
片方の接点部をコネクタに対し、水平方向の「スライドで篏合」頂けます。
標準スプリングコネクタでは、嵌合させる接点部にピンが摺動する事で通電を行う関係で、基本的にピンの摺動方向と同方向の嵌合を推奨させて頂いております。

※スプリングコネクタの製品ガイドラインはこちら

「フローティング(スプリング)コネクタ」は、コネクタ自体が稼働(摺動)を行える為、ピンと反対側のチューブの接点部側で「スライド嵌合」にてご使用頂けます。

 


<ポイント4.>
接点間距離ごとに合わせ短長豊富な「ラインナップ」を取り揃えております。
(嵌合高さ:2.05mm~13.5mm)ご使用になられる嵌合距離毎でお選び頂けます。
 

 
<ポイント5.>
標準ラインナップ以外の「仕様変更(カスタム仕様)」も対応可能です。
・外形変更:ラインナップ外の短長サイズ、摺動量、接点部R 等々
・仕様変更:めっき仕様、勘合力(バネ圧)、その他電気的性能/機械的性能 等々
標準スプリングコネクタ同様、初期費用不要でカスタム化が可能です。
御社ご製品に対しての最適化提案もヨコオは得意としておりますので、お気軽にご相談ください。
 
 
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【お客様のご使用例(事例)】


 
<事例1.> カメラのレンズ接点部(レンズマウント)

カメラとレンズ間の接点部コネクタにおいて、レンズが円筒形の形状をしている関係や特にレンズが交換できるタイプで、カメラ本体との接続には回転移動させて着脱させるケースが多数あり、スライド移動させて篏合できるコネクタとして、ヨコオの「フローティング(スプリング)コネクタ」は多数ご愛顧頂いております。



 



 
<事例2.> 充電器(充電台)のクレードル接点部

電子機器において、充電をケーブル以外で充電する際、充電器(充電台)を使用して充電を行うケースが多々あります。
その充電器(台)の接点部にもヨコオの「フローティング(スプリング)コネクタ」を多数ご採用頂いております。 
(電子機器本体と充電器間の接点コネクタ)
電子機器本体と充電器(台)の間で簡易的に接続できる為、ヨコオの「スプリングコネクタ」は幅広く多くの市場や業界でご採用頂いております。

この充電器(台)ですが、内部に設置された基板と電子機器本体の充電用端子部とに距離(篏合距離)が必ず一律の嵌合距離にならない事が多く、また電子機器本体を充電器(台)に載せる際の取り扱い(本体の重量を支えられる、雑に置いても充電できる)で、容易に篏合ができるコネクタとして、ヨコオの「フローティング(スプリング)コネクタ」の利便性をご活用頂いております。

 
<事例3.> 重ねて使用する機器(連結で使用される機器)の接点部

昨今のスマート化の促進で都心の多くではスマートレジが採用されております。スマートレジの種類(方法)も多くなってきております。一部のスマートレジで、店内の買い物カゴを使用し、レジで中身を出さなくても商品を購入できるシステムがあります。
買い物カゴ自体が電子機器となっており、レジに連結しての会計や未使用時の充電時にカゴ同士を重ねて置く事がある為、簡易的に篏合を行えるヨコオの「フローティング(スプリング)コネクタ」はご愛顧頂いております。

電子機器を重ねて使用する際、一律の嵌合距離を保つ事は難しくなります。ヨコオの「フローティング(スプリング)コネクタ」であればコネクタの稼働(摺動)で距離変動を吸収する事が可能です。また、「フローティング(スプリング)コネクタ」含め、ヨコオの「スプリングコネクタ」は、嵌合相手にレセ(メス)コネクタを使用せずに直接端子や基板への接続が可能ですので、コスト面でも優位にご活用頂けると思います。


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【編集後記】

ヨコオではお客様の声(ご要望)から特定の市場や製品問わず、日々の改善や新規開発を推進しております。

また、お客様の設計や選定等のご負担を軽減できる様、多彩な「標準品のバリエーション」に加え、これまでの経験や実績を活かしたご提案やアドバイス対応等も行っております。

「お困りごと」、「ご要望」、「ご質問」等ございましたらお気軽に「問い合わせフォーム」よりご相談ください。ご質問のみでも構いません。誠心誠意対応させて頂きます。





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2022/03

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